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【川越市】新河岸駅・高階地区|舟運と織物の歴史あるエリア・町の地理・歴史・ランチ特集

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川越の中心部から東武東上線で1駅。
新河岸駅を降りると、蔵造りの街並みとは異なる川越街道沿いの住宅地と、新河岸川沿いの静かな田んぼ風景が広がります。

観光客がほとんど足を踏み入れないこのエリア。
川越が「小江戸」と呼ばれる繁栄を築いた舟運の歴史がある場所となっています。

この記事では、旧高階村のエリアを中心に、高階地区・新河岸駅周辺の地理・歴史・ランチ情報をまとめて紹介します。

この記事のポイント
  • 高階地区は砂・砂新田・上新河岸・下新河岸・扇河岸・寺尾・藤間の7つの旧村が合併して生まれた地区
  • 舟運の歴史ある川越五河岸(舟運の拠点)をふくむ川越の物流史の中心地
  • 新河岸駅周辺にはぽんぽこ亭、寿製麺 よしかわ、niboなどランチスポットが点在
目次

高階地区の地理と概要

高階地区は川越市の東南部に位置した地区。

東を新河岸川、北に不老川が流れます。
南北には川越街道(国道254号)が伸びており、東京方面へのアクセス軸となっています。

現在の高階地区は、1889年(明治22年)の町村制施行で誕生した旧高階村の範囲にほぼ対応します。
旧村を構成した7つの集落が、そのまま現在の地名として残りました。

住所読み特記事項
すな新河岸駅所在地
砂新田すなしんでん川越街道沿いの商業・住宅地
上新河岸かみしんがし川越五河岸のひとつ
旭橋上流側
下新河岸しもしんがし川越五河岸のひとつ
河岸場跡・廻船問屋が残る
扇河岸おうぎがし川越五河岸のひとつ
寺尾てらお川越五河岸のひとつ
藤間ふじま川越街道沿いの商業・住宅地

地形はおおむね平坦。
新河岸川沿いの低地を除けば武蔵野台地の延長上にあり、田んぼなどの景観が残るエリアです。

高階地区の歴史

高階村の由来——「和名抄」の高階郷

「高階(たかしな)」という地名は、平安時代の地理書『和名抄(和名類聚抄)』に記された入間郡の郷名「高階郷(たかしなのごう)」にちなんでいると言われています。

高階郷は「起伏に富む地形」を表す地名とされていますが、現在の川越市高階の地を指すかどうかは諸説あり、確定していません。

1889年(明治22年)の町村制施行で7か村が合併した際、村名の選定で意見がまとまらず最終的に「和名抄に載る高階郷の名をとる」ことで高階村という名前に決着したと言われています。

江戸〜明治時代:川越五河岸と舟運の繁栄

高階地区の歴史を語るうえで外せないのが新河岸川の舟運です。

1638年(寛永15年)、川越の大火で仙波東照宮が焼失。
その再建資材を江戸から新河岸川で運んだのが舟運の始まりとされています。

1639年(寛永16年)に川越藩主となった松平信綱は、もとは「内川」と呼ばれていた荒川の支流を大規模改修。
「九十九曲り」と呼ばれる多数の屈曲を加えて流量を安定させ、江戸〜川越間を結ぶ舟運体制を整えました。

川が「新河岸川」と呼ばれるようになったのも、このときに新たな河岸場が開設されたことに由来します。

旭橋を中心に上新河岸・下新河岸・扇河岸・牛子河岸・寺尾河岸の5つをまとめた川越五河岸
川越五河岸は、城下町川越の外港として機能しました。

このうち上新河岸・下新河岸・扇河岸・寺尾河岸の4つが、現在の高階地区内に位置しています。

五河岸では、川越方面からは醤油・綿実・炭・材木が。
江戸方面からは油・反物・砂糖・塩・干鰯などが行き交いました。

1859年(安政6年)には五河岸全体で80艘以上の舟が稼働。
沿岸に船問屋が軒を連ねる賑わいを見せていました。

明治以降、川越鉄道(現・西武新宿線、1895年)と東上鉄道(現・東武東上本線、1914年)の開通で舟運は衰退。
1931年(昭和6年)に埼玉県の通船停止令を受けて廃止されました。

明治末〜戦前:「埼玉県の別珍村」と呼ばれた織物の町

舟運衰退後の高階地区を支えたのが織物産業でした。
明治末期から戦前にかけて、川越街道沿いの高階地区では別珍(べっちん)とコール天(コーデュロイ系の綿織物)の製造が盛んに。

高階地区は「埼玉県の別珍村」と呼ばれるほどの産地になりました。

しかし、日中戦争や太平洋戦争で原材料が入らなくなり、多くの織物産業が衰退していきました。

1955年(昭和30年):川越市に編入

高階村は1955年(昭和30年)4月1日、芳野村・古谷村・南古谷村・福原村・山田村・名細村・霞ケ関村・大東村とともに川越市に編入。
現在の市域が完成しました。

高階地区の主なスポット

新河岸川河岸場跡

新河岸駅から徒歩約10分。
旭橋や下新河岸跡の舟運遺構、航海安全の新河岸 厳島神社があります。

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つきぃもくん

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川越の観光・食べ歩き・イベント・暮らし情報に特化した個人メディア「川越マガジン」の運営者。
東京都在住で、月に1回以上川越を訪れ、実際に体験・撮影した情報のみを元に記事を執筆しています。

2022年から取材・撮影・編集活動を開始。Instagram(@kokopp_kawagoe)では、フォロワー約1万人(2026年3月時点)に向けて川越の魅力を365日投稿中。
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