川越氷川神社の裏手に川越でも屈指の桜の名所があります。
新河岸川の河畔に広がる「誉桜(ほまれざくら)」と、その真ん中に架かる「氷川橋」。
春になると川を覆うように咲き誇るソメイヨシノと、弧を描く橋のシルエットは、川越観光のなかでも特別な景色のひとつです。

この記事では、氷川橋と誉桜の概要・歴史・見どころ・アクセスについて写真付きで紹介します。
- 誉桜は戦没者慰霊を願い1957年に植えられた桜並木
- 約500mにわたるソメイヨシノと氷川橋は川越屈指の撮影スポット
- 春には舟で花見を楽しめる「小江戸川越春の舟遊」も開催
誉桜・氷川橋とは

氷川橋は、川越氷川神社の裏手を流れる新河岸川に架かる橋です。
川沿いには両岸数百メートルにわたる桜並木が。
橋で記念撮影をする観光客も多く、氷川神社参拝後の散策ルートになっています。



この桜並木が「誉桜」。
新河岸川の河畔には、約500mにわたってソメイヨシノが植えられており毎年桜が咲き誇ります。
誉桜の歴史
亀屋栄泉と戦争の記憶

誉桜には、川越の老舗和菓子店「亀屋栄泉」にまつわる歴史があります。
亀屋栄泉は、蔵造りの街並み沿いにある芋菓子店で、今も種類豊富な芋菓子商品を提供しているお店です。
亀屋栄泉の詳細情報

大東亜戦争の頃、川越の銘菓店「亀屋栄泉」の当主であった中島良輔氏は、2人の息子を戦地へと送り出しました。
2人が戦地にいる間、安全と戦勝の祈りを込め、桜の苗木を育ててほしいと農家に依頼。
しかし、戦況の悪化によって最初の苗木は散り散りに。
その後、無事終戦を迎えたものの息子たちは帰らぬ人となりました。
息子たちと共に戦場で命を落とした多くの兵士たちを慰霊するため、1957年(昭和32年)に300本もの桜の苗木を新河岸川沿いに植えます。

その際に与えられた名前が「誉桜」。
氷川神社の境内には、「北の里 誉桜に 足をとめ」と刻まれた句碑が今も残っています。
参考資料
誉桜の現在、「桜を愛する会」による保護活動

近年は桜の木も年老いて、約100本に減少。
桜の樹齢は一般的に60年程度と短く、人間が手を加えなければ自然と失われてしまいます。
そこで2013年(平成25年)、氷川神社をはじめ地元の有志が「桜を愛する会」を発足。
新しく苗木を植栽するなど、文化的な景観の保護を行っています。
参考資料
誉桜・氷川橋の見どころ
満開の桜並木と氷川橋

氷川橋から眺める誉桜といえばやはり満開の桜並木!
水面に桜並木が反射する絶景となっています。

また、重厚感ある氷川橋の雰囲気もよく、誉桜の背景に氷川橋をいれて眺めるのもいい景色です。

新河岸川沿いにずらっと並ぶ桜並木は圧巻…!

ちなみに、誉桜の開花情報は川越氷川神社の境内でも掲示されます。
桜並木のライトアップ

誉桜・氷川橋の見どころで外せないのが、桜並木のライトアップ!
満開の誉桜がライトアップで照らされる絶景です。
そして、ライトアップされた誉桜が水面に反射する景色も圧巻…!

また、氷川橋を起点に西側は提灯も飾られます。
提灯の暖色系の照明に照らされる誉桜もきれいですね。

誉桜の提灯も桜を厳かに照らします。
小江戸川越春の舟遊

小江戸川越春まつりにあわせて開催される「小江戸川越 春の舟遊」では、舟に乗ってお花見ができる風流なイベントが開催!
氷川橋から眺める桜と舟遊、実際に舟に乗った視点での桜、どちらも風情あります。

日中の舟遊もいいですが、夜のライトアップされた誉桜・新河岸川沿いの舟遊も雰囲気あっていいですね。

誉桜・氷川橋のアクセス・基本情報

誉桜・氷川橋のアクセスは、川越氷川神社への参拝ルートとセットで立ち寄れる立地。
川越氷川神社の裏手から川沿いの遊歩道に出るとすぐに桜並木が広がります。

ちなみに誉桜が満開の時期の週末はかなり多くの人で賑わいます。
満開の時期の週末は10時以降から混雑するため、朝早めの時間帯か平日がおすすめです。
毎年多くの人で賑わう誉桜の桜並木。
歴史と祈りに想いを馳せながら桜を眺めてみると、また違った景色が見られるかもしれません。
川越氷川神社への参拝とともにぜひ誉桜・氷川橋に立ち寄ってみてください。













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