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【川越市】旧山崎家別邸|国指定重要文化財!和洋折衷の情緒あふれる建築と庭園

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川越の歴史的な建築であり観光スポットとなっている「旧山崎家別邸」。
大正時代に老舗和菓子屋「龜屋」の当主の隠居所として建てられました。

東京丸の内の洋風建築や旧八十五銀行(現りそなコエドテラス)の建築を手掛けた保岡勝也による設計で、和室にステンドグラスを組み合わせるなど、珍しい和洋折衷の様式が魅力。

この記事では、旧山崎家別邸の見どころ、歴史、ステンドグラスや茶室などの写真から入場料情報まで紹介します。

目次

旧山崎家別邸とは

旧山崎家別邸は、1925年(大正14年)、川越の老舗和菓子屋「龜屋」の五代目 山崎嘉七の隠居所として建てられた建物です。

保岡勝也による設計で、和洋折衷の建築が特徴。
ステンドグラスと畳のある和室という空間が見られるのもなかなか特徴的です。

また、旧山崎家別邸は、国重要文化財の建築や、国登録記念物となっている庭など、歴史的な価値のある敷地となっています。

旧山崎家別邸の見どころ・写真

自然豊かな入口〜受付

旧山崎家別邸の入口から受付までは木々が多く、川越観光の休憩にもぴったり。
この周辺までは無料なのでちょっと座って一休みするにもおすすめです。

受付のある管理棟。
管理棟で入場料(〜100円)を支払って、母屋のエリアに入場します。

入場料を支払うと、入場チケットとパンフレットがもらえます。

有料エリアで立ち入れる主な部分は以下です。

  • 母屋
  • 茶室・庭園付近
  • 玄関前

とりあえず母屋に入るのが無難なルートになっています。

母屋

内玄関から入って靴を脱いで母屋の室内を見学できます。

旧山崎家別邸の建物内は日当たりがよく心地よい空間が広がります。

室内は浴室や女中室などが見学できます。

こちらは洗面台。歴史を感じる館内です…!

ステンドグラス

旧山崎家別邸の見どころの1つ、ステンドグラス!

入場チケットにも印刷されているきれいなステンドグラスは、玄関側にあります。
高さ約2.1m、幅約76cmの欄間付きでなかなかの大きさです。

2階は非公開のため入場できませんが、日光できれいに照らされたステンドグラスは見ることができます。

階段に玄関や階段、ステンドグラスの解説も展示されています。

周辺は洋風建築の雰囲気が感じられます。

洋風の客室

玄関のすぐとなりには客室があります。
壁紙やカーテンは当時のものとのことです。

客室のステンドグラスは、一部は解体して組み直したものとのことです。

客室のカーテンからも庭園が見えます。

居間

旧山崎家別邸の居間スペースには、模型や歴史に関する情報が記載されています。

玄関や客室の雰囲気とは打って変わってこちらは畳に障子のある和室!
和の雰囲気あるスペースです。

国登録記念物名勝地の庭園

旧山崎家別邸の代表的な見どころの1つ、国登録記念物名勝地の庭園です。

和室から見える自然豊かで落ち着く庭園が見られます。

庭園内には立ち入ることができませんが、広縁から庭園の空気感を十分に感じられます。

居間などからも庭園が見られます。

その他和洋折衷な空間

旧山崎家別邸は、和洋折衷の空間なだけあり和室や洋室の空間をコロコロと行き来することができます。

場所によっては、畳のある部屋にステンドグラス、という一度に和と洋が混在する部屋も。

ほかにもベランダや児童室などなかなか見応えある場所です。

茶庭・主庭

旧山崎家別邸の庭園は国登録記念物名勝地。
茶庭・主庭ともに、母屋内からはもちろん、外回りで庭園を見ることができます。

柵越しに見る庭園もなかなか風情あります。

直接庭園に入ることはできませんが、外回りで奥まったところまで入場可能。
近くにはベンチもあります。

茶庭のすぐそばには茶室があります。
茶室も入場不可ですが、歴史的な建物の外観を結構間近で見られます。

玄関前スペース

旧山崎家別邸で、玄関として使われていたスペースも入場できます。
出入りは不可です。

玄関から見る旧山崎家別邸は洋風の雰囲気が強い印象です。

旧山崎家別邸は秋の紅葉も見どころ!

旧山崎家別邸の見どころは、秋の紅葉も!
12月上旬頃まで赤く染まります。

庭園も紅葉になっている箇所も多く歩くだけで楽しいです。

内玄関前の草木も赤く色付きます。

旧山崎家別邸の歴史

旧山崎家別邸の主な歴史年表としては以下になります。

  • 1925年(大正14年):老舗和菓子屋龜屋 五代目、山崎嘉七氏の隠居所として建築
  • 2000年(平成12年):主屋・茶室・腰掛待合が市指定有形文化財
  • 2006年(平成18年):建物部分が市へ寄贈
  • 2011年(平成23年):庭園が国登録記念物(名勝地)に登録
  • 2019年(令和元年):母屋が国重要文化財(建造物)に指定、茶室・腰掛待合は附指定

旧山崎家別邸の設計を手掛けたのは、保岡勝也。
東京の丸の内オフィス街の洋風建築群の設計を手掛けた方です。

保岡勝也は、他に川越にあるりそなコエドテラスのもととなった旧八十五銀行の設計も手掛けました。

そんな洋風建築の設計を手掛けた保岡勝也による、和洋折衷の建築が今の旧山崎家別邸となっています。

旧山崎家別邸のステンドグラス

旧山崎家別邸の象徴的な装飾、階段の踊り場にあるステンドグラス。
「泰山木(たいさんぼく)とブルージェ」という作品だそうです。

他にも旧山崎家別邸内にはステンドグラスがたくさん。
いろいろな種類を見比べてみるだけでもかなり楽しめます。

旧山崎家別邸の茶室

旧山崎家別邸の敷地内、庭園には茶室もあります。
こちらは京都仁和寺の我前庵を写したといわれる2畳半台目の茶室。

中は立ち入ることができませんが、歴史を感じる茶室の外観は間近で見ることができます。

旧山崎家別邸の入場料

旧山崎家別邸の入場料は以下です。

  • 一般個人:100円(20名以上の団体の場合1人あたり80円)
  • 大学生・高校生:50円(20名以上の団体の場合1人あたり40円)
  • 中学生以下:無料

※身体障害者手帳、精神障害者保健福祉手帳又は療育手帳をご持参の方及びその介護者(障害者1人に対し1人まで)は無料。

旧山崎家別邸の入口を入った先にある受付の建物で入場料を支払いいます。

ちなみにトイレまでは無料で利用可能です。

旧山崎家別邸のアクセス・営業時間

旧山崎家別邸のアクセスは、川越の観光地エリアに位置しています。
りそなコエドテラスから徒歩1分程度、大正浪漫夢通りから徒歩1分程度、時の鐘から徒歩4分程度、と各観光スポットからのアクセスも抜群です。

また、旧山崎家別邸の営業時間は、4月~9月は9:30~18:30で、10月〜3月は9:30〜17:30となっています。
第1・3水曜日および年末年始が休館日です。

旧山崎家別邸は、川越の歴史と文化を感じられる、知る人ぞ知る名建築。
老舗和菓子屋の主人のために建てられたこの別邸は、保岡勝也が手掛けた和洋折衷の意匠が随所に見られ、特にステンドグラスや、そこから望む国登録記念物の庭園は必見です。

秋には美しい紅葉に彩られ、訪れる人々の目を楽しませてくれます。

川越観光の際には時の鐘から徒歩圏内にあるこの別邸を訪れ、大正浪漫を感じる空間を過ごしてみてください!

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つきぃもくん

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