「川越唐桟(かわごえとうざん)」は、川越を発祥とする縞模様の木綿織物です。
木綿なのに絹のような手ざわりで、江戸時代には歌舞伎役者も愛用するほどのブランド品でした。
現在は着物だけでなく、名刺ケースやポーチなどの小物雑貨としても展開されており、川越観光のお土産としても人気。
川越の街を歩いていると、お店の商品からスタバの椅子まで、意外なところで川越唐桟に出会えます。

この記事では、川越唐桟の特徴・歴史・値段から、実際に生地や小物を購入できるお店まで写真付きで紹介します。
- 川越発祥の伝統織物・川越唐桟は木綿なのに絹のような手触り
- 着物から名刺ケース・ポーチまで展開されお土産としても◎
- 川越唐桟が買えるお店と街中で出会えるスポットをまとめて紹介
川越唐桟とは

川越唐桟(かわごえとうざん)とは、川越を発祥とする縞模様の木綿織物。
川越唐桟の生地の特徴
川越唐桟の特徴は、木綿なのに絹のような手ざわり。
平織りで極めて細い双糸(ふたよりいと)を使うことで、木綿でありながら絹そっくりの風合いを持っています。
丈夫で洗濯もできて、絹の着物よりずっとリーズナブル。
それでいてしなやかで光沢があるのが、庶民を中心に爆発的に人気を集めました。
現在は反物だけでなく、コースターや名刺入れ、がま口など小物への加工も多く、着物を着ない方でも手に取りやすくなっています。
川越唐桟の値段・価格帯
川越唐桟の値段は、着物・生地単体・小物によって大きくことなります。
川越唐桟の着物・反物は1万円〜4万円代が多く、川越唐桟の生地単体では1枚300円前後からとなっています。
さらに川越唐桟の小物は、600円等より気軽に購入できる価格帯になっています。
川越唐桟の歴史

江戸時代、舶来の縞織物「唐桟」が大人気に
川越唐桟のもととなった、「唐桟」のルーツは、東南アジアから伝わった輸入の縞木綿。
江戸時代、エキゾチックな縦縞の「唐桟」は粋として人気を博しました。
しかし、値段が高く庶民には広まりませんでした。
開国がきっかけで、川越で国産唐桟が誕生
流れを変えたのが1859年(安政6年)の横浜開港です。
産業革命以後は、海外から国内では紡げなかった極細の木綿糸が安く輸入できるようになりました。
川越の商人はいち早くこの点に着目し、当時絹織物の産地として栄えていた川越周辺の機屋(はたや)に「唐桟」を織らせました。
仕掛け人は商人・中島久平。
外国産の唐桟が国産より良質・低価格で流入していることを察知し、洋糸だけを輸入して国内で唐桟を織れないかを計画。
川越の機屋に試織させたところ、舶来品と同等の品質がはるかに安価でつくることを実現しました。
そして生まれたのが「川越唐桟」です。
江戸でブーム、歌舞伎役者も愛用
川越唐桟は、良質で安価だったため爆発的に売れ、「唐桟といえば川越」と言われました。
歌舞伎役者・市川団十郎も川唐を気に入り、舞台の台詞の中でも「川唐の帯」に言及するほど。
今でいうインフルエンサー効果で、江戸での人気はさらに高まっていきました。
衰退と復活
1893年(明治26年)の川越大火のころまで盛んでしたが、手織りにこだわったため機械化の波に乗れず、大正期に衰退。昭和の初めごろには一度消滅。

それが昭和50年代に市民有志の手で復活。
現在は呉服笠間などの専門店で取り扱われているほか、2017年からJR東日本の豪華周遊列車「TRAIN SUITE 四季島」の浴衣(部屋着)にも採用されるなど、川越の文化を代表する織物として再び注目を集めています。
川越唐桟を使った商品・小物雑貨が買えるお店
呉服笠間

呉服笠間では、川越唐桟の生地や着物をはじめ、川越唐桟を使った雑貨・小物を取り扱っています。
川越唐桟の生地を使った名刺ケースやハンコケースなど、日常的に使いやすい雑貨・小物で、値段も600円代から気軽に購入できるのも嬉しいポイント。

小江戸蔵里

小江戸蔵里でも川越唐桟を使った雑貨を購入できます。
本川越駅近くで、食べ物のお土産とセットで購入できるので気軽に購入できます。
※呉服笠間の商品に関しては、小江戸蔵里より呉服笠間のほうが価格が安いです。
【🏠 住所】
〒350-0043 埼玉県川越市新富町1丁目10-1
【🚃 アクセス】
– 西武新宿線本川越駅から徒歩5分程度
– JR/東武東上線川越駅から徒歩15分程度
【⏰ 営業時間】
– 10時00分~18時00分
猫屋にゃん吉

猫屋にゃん吉では、川越唐桟を使った雑貨・グッズを取り扱っています。
一定金額以上の購入で川越唐桟を使ったバッジを配布とかも定期的に実施しているので、ぜひチェックしてみてください!

Ayairo Market(通販サイト)
川越唐桟を使った小物はネット通販でも購入できます。
小江戸川越を中心に、“彩の国” 埼玉県の名産品・特産品を提供しているネットショップ「Ayairo Market」。
サイト上では川越唐桟カテゴリがあり、川越唐桟を使ったポーチやハンカチなどを購入できます。
川越唐桟が使われている箇所・スポット
川越のイベント景品など

川越で開催されるイベントの景品やアンケート回答のお礼でもらえるグッズとして、川越唐桟を使った小物が採用されることもよくあります。
川越唐桟の生地を使った、マグネットやバッジなどの小物がよく使われている印象です。
2025年に開催されたKAWAGOE&SHINGASHI 宵machiバルというイベントでも、アンケート回答のお礼で川越唐桟のバッジをもらえました。
※イベントは終了しています。

スターバックスコーヒー 川越鐘つき通り店

川越のシンボル、時の鐘のすぐ近くにあるスターバックスコーヒー 川越鐘つき通り店。
蔵の見た目をした外観や庭園が注目されがちですが、店内の一部席の背もたれには川越唐桟の生地を使ったものが採用されています。
【🏠 住所】
〒350-0063 埼玉県川越市幸町15-18
【🚃 アクセス】
– 時の鐘から徒歩1分以内
– 西武新宿線 本川越駅から徒歩18分程
– JR/東武東上線 川越駅から徒歩28分程
– 東武バス 一番街から徒歩2分程
【⏰ 営業時間】
– 8時00分~20時00分

ほかにも川越唐桟を使ったポイントがあればこちらの記事で更新していきます。
川越観光の際は、ぜひ川越唐桟の生地や小物を手に取ってみてください!












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